コンテンツ

コンテンツマーケティングにおいて重要とされるのが、コンテンツの質。品質の高いコンテンツの発信により、コンテンツを読んだ人からの信頼を獲得でき、ビジネスにつなげていくことができるのです。さらに、読者から品質が高いとみなされるコンテンツは、Googleの検索エンジンからも高い評価を得られます。つまり、読者にとって品質の高いコンテンツを用意することが、SEO対策にもなるのです。

今回は、特にB2Bのコンテンツマーケティングにおいて「質が高い」と言われるコンテンツの条件を考えてみました。

1. ターゲットが必要とする情報を伝える

品質が高いコンテンツの第一条件にして、最大の条件が、ターゲットの必要とする情報を発信することです。そのためには、ターゲットとする読者が抱えている課題、疑問、興味・関心を理解していなければなりません。場合によっては、読者自身も課題と認識していないことも含まれます。ターゲットのことを知るためには、直接会って会話する、情報交換する、あるいはアンケート調査、ヒアリングを実施するというように、顧客と向き合う必要があります。ターゲットの気持ちがわかれば、課題を解決するコンテンツ、疑問に答えるコンテンツがどういうものなのか見えてくるでしょう。

例えば、ある中古車のブログの事例では、日頃から顧客と接点を持つ担当者が、顧客の課題、疑問を洗い出し、それに答えるコンテンツを用意しています。具体的には「なぜ中古車店によって車両の価格が異なるのか」「中古車のローンの特徴」というように、まさに購入を検討している方に向けたコンテンツもあれば、「中古車業界で、クルマの仕入れがどう行われているのか」「中古車店の種類」というように、クルマの購入時に中古車も選択肢に入れてもらうためのコンテンツもあります。

読者の課題を解決するコンテンツ、知りたいことに答えるコンテンツは、価値のあるコンテンツです。

2. オリジナリティがある

コンテンツのオリジナリティも重要です。最近は、Webコンテンツの中には、他の記事を寄せ集めてできているもの、テレビの情報を紹介するものなど、オリジナル性の薄いコンテンツがたくさんあります。オリジナリティのないコンテンツは、ほかのWebサイトでもまねされてしまいますし、「ここでないと手に入らない情報」という価値を読者に提供できません。ではオリジナリティのあるコンテンツとはどんなものでしょうか。それは、自身の専門性、経験、考えなどをコンテンツ化したものです。裏を返せば、人に伝える程の専門性、経験、主張したい考えなどがない場合は、コンテンツマーケティングは向いていません。取り扱いのテーマがニッチな分野でなくても、切り口を変えることで独自性を出せます。

3. 根拠がある・検証されている

オリジナリティといっても、単に自己主張を振りかざすだけでは、読者にとっての価値を生むことはできません。独自性を出すがために独りよがりにならないように、その根拠となる数値や事例などに基づき、自説を補強されていることが重要です。根拠としては、関連する調査データ、白書、統計といった数値や、仮説を検証するための実験、他メディアの引用、具体的な事例、当事者へのインタビューなどが当てはまります。

4. 伝わりやすい文章、表現

専門性の高いコンテンツを書こうとして、専門用語を散りばめてしまうコンテンツがあります。ターゲットとする読者がその専門用語を理解できれば問題ありません。しかし、読者がまさにその分野を学ぼうとしている、理解しようとしている時には、専門用語が多すぎると、ついていけなくなってしまいます。コンテンツマーケティングで、ターゲットとする読者層を考えるときに、専門用語はどこまで使っていいのかという目安を決めておくとよいでしょう。

文章表現としては、発表する媒体にもよりますが、Webコンテンツの場合はなるべく平易に、簡潔に書くことで伝わりやすくなります。

もう一つ気をつけたいのが「これ」「それ」「こういうのは」という指示代名詞の多様です。もちろん、多少は指示代名詞を使うことは問題ありませんが、あまりに多いと「これは何を指しているんだ?」と読者が考えてしまいます。読者に文脈を考えさせたり、誤解させたりしないためにも、できるだけ的確な言葉で表現するようにしましょう。文章を作成した後は、複数人で見なおして誤字や脱字、正確性などをチェックしましょう。というのも、書いた本人は正しく書いたと思っているので、誤字や脱字を見落としやすいからです。

5. 読みやすい工夫がされている

伝わりやすい文章、表現にもつながりますが、読み手にイメージがわきやすいようなコンテンツの構成にします。例えば、見出しをつける、図版を入れる、画像や動画を入れるといった工夫です。見出しは要点をつかむのに役立ちますし、適切な位置に画像や動画を配置すると、文章だけで想像するよりも、よりイメージが鮮明になり、印象に残ります。

クオリティを評価するための3つの基準

さて、品質の高いコンテンツの条件をあげてみましたが、実際にそのコンテンツの品質が高いかどうかはどう評価できるでしょうか。

もっともわかりやすい評価が、ユーザーからのコメントです。コンテンツにコメント欄を用意していなくても、ソーシャルメディア上でどのように言及されているかを確認します。たくさんシェアされていると思っても、コメントを見たらコンテンツに対する批判ばかりということもあるので、しっかりチェックして次以降のコンテンツ作成に活かしましょう。そして、そのコンテンツの「滞在時間」も重要です。そのコンテンツを普通に読んだ時にかかる時間の目安をつけて、滞在時間との比較をしてみるといいでしょう。滞在時間を見ればユーザーがコンテンツにアクセスした後に、どの程度読み込んだかを判断できます。もちろん、滞在時間が長いほど、じっくり読まれたコンテンツだと判断できます。

また検索エンジンでキーワードで検索したときに、どのくらいの順位で表示されるかも調べてみましょう。検索エンジンでは、コンテンツの品質を見てランキングしますので、その評価を知ることができます。

今回は、品質の高いコンテンツの条件についてまとめました。この5つを意識するだけでも、コンテンツは一定の品質を保つことができます。コンテンツをユーザーに届け、ターゲットとなる見込み客を獲得することに努めましょう。


コンバージョン率最適化