インバウンドマーケティング無料ツール

こんにちは!マーケティングプランナーの陶山(すやま)です。

今回は、インバウンドマーケティングに興味があって取り組んでみたいけれど、「いきなりHubSpot(ハブスポット)を導入するほどの予算は取れない」「まずはスモールスタートではじめたい」という方のために、無料で利用でき、かつインバウンドマーケティングに役立つツールをご紹介したいと思います。

インバウンドメソドロジー

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出典:HubSpot | What is Inbound Marketing?

こちらの図はインバウンドメソドロジーといって、インバウンドマーケティングを実践する企業が取るべき4つのアクション(惹きつける、転換する、顧客化する、満足させる)を示しています。図の下部にはそれぞれのアクションに対応したHubSpotの機能が記載されています。本稿では、このインバウンドメソドロジーの流れに沿って、HubSpotが備えるいくつかの機能の代替となり、無料で使えるツールを紹介していきます。

参考:インバウンドマーケティングとは?|HubSpot

 

Attract(惹きつける)

このステージでは、自社の製品やサービスを必要とするであろう人たちに対して有益な情報を届けることで、将来顧客の注目を集めることがゴールとなります。具体的には、ブログ記事や動画などのコンテンツを作成し、検索エンジンやソーシャルメディアを通じて適切なユーザーに届けるといった手段が用いられます。ここでは以下のようなツールが役に立つでしょう。

 

1. WordPress [Blog]

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URL: https://ja.wordpress.org/

あらためて説明するまでもないかもしれませんが、無料のブログ構築ツールです。個人から企業まで世界中で多くのユーザーに利用され、圧倒的な人気を誇ります。カスタマイズ性が非常に高く、後述するようにインバウンドマーケティングを支援するプラグインも多く提供されています。

 

2. Google Search Console [Keywords]

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URL:https://www.google.com/webmasters/tools/home?hl=ja

Google社が提供する、Google検索結果における様々なパフォーマンスを確認できる無料ツールです。もともとはWeb管理者向けのツールとしての性格が強かったのですが、アップデートが重ねられ、現在ではマーケターに取っても欠くことのできないツールの一つとなっています。特に「検索アナリティクス」では、検索キーワードごとに自社サイトの掲載順位やクリック数などを把握することができ、それらの情報はコンテンツを作成する際の貴重な資源となるはずです。詳しい使い方は以下の記事が参考になります。

参考::Google Search Consoleの「検索アナリティクス」の使い方! あなたのサイトの流入キーワードを分析する | シミラーウェブブログ

 

3. Hootsuite [Social Publishing]

hootsuite

URL:https://hootsuite.com/ja/

Twitter、Facebook、Instagramなど複数のソーシャルアカウントを統合管理できるツールです。無料版ではソーシャルアカウントを3つまで管理することができます。それぞれのタイムラインを同時に閲覧できるだけでなく、同時投稿や予約投稿などの機能も有しており、煩雑になりがちなアカウント運用の省力化に一役買ってくれることでしょう。ツールの機能や使い方などは以下の記事が詳しいです。

参考:複数のSNS運用が楽に!予約同時投稿が可能な”Hootsuite”を試してみた – クランチタイマー

Convert(転換する)

このステージでは、Attractで惹きつけたサイト訪問者からコンタクト情報を収集して見込み顧客に転換することがゴールとなります。サイト訪問者からEmailアドレスや氏名などのコンタクト情報を提供してもらうためには、こちらもその対価として価値ある情報を提供しなければなりません。例えば、メルマガやeBook、ホワイトペーパーなどの形で提供されることが一般的です。ここでは以下のツールが役に立ちます。

4. Leadin [Forms] 

leadin

URL:http://leadin.hubspot.com/

HubSpot社が提供する、自社サイトにポップアップ形式のシンプルなフォームを設置できる無料ツールです。さらにフォーム経由でコンタクト情報が登録された見込み顧客について、「どこからサイトに訪れてどのページを閲覧したか」といった行動情報を時系列で追跡できるようになります。もともとはWordPressのプラグインとして提供されていましたが、現在ではWordPress以外で構築されたWebサイトにも導入できるようになりました。詳しい機能に関しては以下の記事が参考になります。

参考:無料で始めるインバウンドマーケティング!HubSpot社のINBOUND 2015で発表された「Leadin」とは?

また、WordPressでは、「Leadin」のほかにも、簡単にCall-to-Actionをつくれる「WordPress Call to Action」やLanding Pageをつくれる「WordPress Landing Pages」など、インバウンドマーケティングに役立つ様々なプラグインが提供されていますので、あわせてチェックされてみてはいかがでしょうか。

Close(顧客化する)

このステージでは、Convertで獲得した見込み顧客を顧客に転換することがゴールとなります。数多くの見込み顧客の中から「自社の提供する商品やサービスの購入を検討する準備ができている見込み顧客」を絞り込み、彼らが必要とするような情報を提供しましょう。「自社の商品やサービスを一方的に押し売るのではなく見込み顧客の検討を支援する」という考え方が重要です。ここでは以下のツールが役に立ちます。

5. Mail Chimp [Email] 

mailchimp

URL: http://mailchimp.com/

海外で人気のメールマーケティングのツールです。リスト数が2,000件以下であれば月間12,000通まで無料で利用することができます。HTML形式のメールに対応し、豊富なテンプレートも用意されています。フォームの作成はもちろん、前述のLeadinなど他のフォームを経由して登録される見込み顧客の情報を統合することも可能です。残念ながら操作画面は英語のみとなりますが、以下のような解説記事を参考にすれば簡単に使い方を覚えられるでしょう。

参考:MailChimp 無料で使えるメール配信サービスの使い方 | Web Design Leaves

Delight(満足させる)

このステージでは、顧客に満足してもらい推薦者に転換することがゴールとなります。商品やサービスを買ってもらったからといって顧客との関係を絶やすのではなく、むしろ継続的に関係を強化し満足度を高めましょう。推薦者となった顧客は、進んで商品やサービスの宣伝をしてくれたり、調査に協力してくれるなど、企業に取ってかけがえのない存在となります。

6. Survey Monkey [Surveys]

surveymonkey

URL:https://jp.surveymonkey.com/

簡単にアンケートを作成することができるツールです。質問数10件以下で回答数100件以下であれば何度でも無料で利用することができます。顧客満足度調査や市場調査など、調査目的に応じて様々なテンプレートが用意されており、カスタマイズが容易な点も特長です。詳しい使い方は下記の記事が参考になります。

参考:「SurveyMonkey(サーベイモンキー)」でアンケート作成する基本的な方法 | nanapi [ナナピ]

おまけ

冒頭でご紹介したインバウンドメソドロジーの4つのアクションには登場しませんでしたが、インバウンドマーケティングを実践する上で役立つ2つのツールを追加でご紹介します。

7. MakeMyPersona

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URL:http://makemypersona.com/

インバウンドマーケティングを実践する際に必要不可欠なペルソナを作成するためのツールです。ナビゲーションに従って必要項目を入力していくと10〜15分程度でペルソナを完成させることができます。

 

8. Google Analytics

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URL:https://www.google.com/analytics/

WordPress同様、こちらも説明は不要でしょう。Google社が提供するアクセス解析ツールです。インバウンドマーケティングにおいては顧客化や売上に対する貢献度でコンテンツ評価をするのが本来の姿です。一方、Google Analyticsはあくまでもアクセスを解析するツールなので、コンテンツの解析には限界があるのですが、まずはここからということでご紹介させていただきました。

まとめ

無料で使えるツールでも、使い方や組み合わせ次第ではインバウンドマーケティングの実行環境として利用できるということがお分かりいただけましたでしょうか。ただし、今回ご紹介したツールだけでHubSpotの機能を完全に再現できるかというと、決してそうではありません。上記はあくまでもHubSpotが備えている一部の機能の代替として使えるツールに過ぎません。実際のところ、HubSpotはさらにマーケティングオートメーションやアトリビューション分析などの機能も備えており、それらすべての機能が単一のツールとして利用できる点がHubSpotの最大の価値だと思います。

ですので、ある程度予算を捻出する余地があり、本格的にインバウンドマーケティングに取り組みたいとお考えの場合には、HubSpotの導入も視野に入れながらツールを検討されることをお勧めします。筆者が所属する株式会社24-7では米HubSpot社のプラチナパートナーとして多数の導入実績を持っていますので、HubSpotに関するお困りごとなどございましたら是非お気軽にお問い合わせください。


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