BtoBオウンドメディア

企業の情報発信において、オウンドメディアを持っていることは、大きなアドバンテージになります。オウンドメディアであれば、自由にコンテンツを作成できますし、導入効果の測定なども自分でできます。なにより、長く運用するほどコンテンツが蓄積され、財産になっていきます。SEOの効果もありますし、自社の知識やノウハウを公開することで、ブランディングとしても有効だからです。

今回は、BtoB企業のオウンドメディア事例を紹介しましょう。BtoB企業のオウンドメディアでは、情報を探している人にぴったりの情報を発信することで、新規顧客の獲得が期待できます。また、情報を発信し続けることで、顧客の意識を変え知識を増やしていくことができ、サービスやプロダクトの認知の向上にもつながります。

DEVICE PLUS:ローム株式会社

device plus

DEVICE PLUS
http://deviceplus.jp

半導体、電子部品メーカーのローム株式会社では、エンジニア向けメディアとしてDEVICE PLUSを運営しています。運営の目的は、若年層エンジニアの時差の認知度向上です。

記事は、インタビューやロボットコンテストなどの取材記事、Raspberry PiやArduinoなどのオープンハードウェアを使った電子工作などが中心です。一部のコンテンツは英語でも配信しています。

ターゲットとするユーザーのアクセス数や、コーポレートサイトへの流入をKPIとして評価しているとのことです。

サイボウズ式:サイボウズ株式会社

サイボウズ式

サイボウズ式
http://cybozushiki.cybozu.co.jp/

サイボウズ式はグループウェアの開発、販売を行うサイボウズのオウンドメディアです。目的としては、コンテンツを通したコミュニケーションで、B2Bの顧客以外のユーザ認知度を獲得することです。

記事は、チームワーク、働き方、話題のトピックなど様々です。ライターも社内、社外に多数抱えています。記事のネタについては、グループウェアのサイボウズで共有することもあるそうです。

コンテンツは、「BLOGOS」「ハフィントン・ポスト」などの他のメディアに転載する分散型メディア形式です。

経理プラス:株式会社ラクス

経理プラス

経理プラス:http://keiriplus.jp/

中小企業向けのITシステムの開発・販売を行う株式会社ラクスでは、経理担当者向けのオウンドメディア「経理プラス」を運営しています。有益な情報を発信することで経理担当者との接点をつくることを目指しているそうです。

記事は、経理業務に関連するキーワードから作成したり、財務、会計、税制などの情報、ニュースをチェックしているとのこと。

同社では、2013年より「メルラボ」というオウンドメディアを運営しており、そこでの成功をきっかけに、経理担当者向けの経理プラスの運用を開始しました。

読者が参加する座談会も実施し、経理担当者が経理プラスをきっかけにリアルの場でのコミュニケーションができるような取り組みもしています。

Sprocket 公式ブログ:株式会社Sprocket

sprocket

Sprocket 公式ブログ:https://www.sprocket.bz/blog/

ウェブ接客ツールのSprocket(スプロケット)の開発、販売を行うSprocketの公式ブログです。ブログを通して、ウェブ接客の必要性や考え方を紹介し、自社だけでなく業界全体を盛り上げることを目指しています。

記事は、代表の深田氏のオピニオンの記事、業務提携している企業との対談、導入企業のインタビューなど様々です。まだ概念的に馴染みがうすいため、概念を説明したり、具体的な導入事例を紹介することでその効果を伝えています。

特定キーワードでのコンテンツ流入があり、ブログはユーザとの重要な接点になっています。

まとめ:ここでしか読めないオリジナリティのあるコンテンツ

今回紹介したB2Bのオウンドメディア事例では、どの企業でもそこでしか読めないオリジナルコンテンツを発信しており、それが強みになっています。オウンドメディアはすぐに売上などに直結するものではありませんが、継続することで認知度が上がり、質の高いコンテンツは企業への信頼にもつながります。

なお、今回紹介した事例については、最新書籍「自社のブランド力を上げる! オウンドメディア制作・運用ガイド」の成功事例インタビューでご協力いただいた企業です。

本書では、オウンドメディアを運用するメリット、オウンドメディアで何ができるのか、オウンドメディアを運用するにあたっての戦略策定、体制作りなどについてしっかり解説しています。さらに、後半ではWordPressを使ったサイト構築について、手順を追って紹介しています。初めての人でもわかりやすいように、丁寧な解説を心がけました。書店などで見かけた際には、ぜひ手にとってご覧ください。


コンバージョン率最適化