【基礎テクニック】読者に伝わるブログ記事の作成方法
- 2015年11月02日 14:02
- インバウンドマーケティング
月15回以上ブログを更新する企業は、ブログを更新しない企業に比べてWebサイトへのアクセス数が、5 倍多いと言われています。将来顧客になり得る読者を自社サイトへ導くために重要な役割を担うのが「ブログ」。アクセス数が伸びず、リード獲得に効果を出せていないとお悩みの方もいるのではないでしょうか。そのような悩みを抱える方向けに、基本的なブログのライティングスキルをまとめました。読者の心を掴み、読者が求めている情報を的確に伝え、再び訪問してもらえるブログ記事を目指しましょう。
1.「誰に」「何を」「なぜ」書くのかを明確に
記事を書く際にまず前提として考えるべきことが「誰に」「何を」「なぜ」書くのかということです。これらを明確にすることであなたが設定する顧客像にぴったりの情報を提供することができます。逆に多くの人に、広く様々な情報を与える記事の内容にしてしまうと、読む人によって不要な情報が含まれる可能性があります。その上、自分のターゲットに見つけてもらえるような記事ではなくなってしまうでしょう。
ブログ記事を読む人は、それぞれ何らかの問題を抱え、解決策を求めています。あなたは「誰に」「何を」「どんな理由で」伝えたいですか?
例えば、このブログを執筆している私で置き換えてみます。
(誰に)「ブログを書いているが、なかなかアクセス数が伸びない」方に
(何を)「人の興味を惹きつける文書の書き方」「ブログ記事作成の基礎テクニック」を伝えたい。
(その理由)「ターゲットの悩みを解決するため」「テクニックを共有することで自分のための備忘録になる」
2. タイトルが読者の心を掴む
世の中には、数多くのブログが存在します。数あるブログの中から、読者があなたの記事を選び、読んでもらう確率は何パーセントあるでしょうか?キーワードが読者の心にヒットし、「ブログを読みたい」と思う感情は「タイトル」で決まります。
以下2つのタイトルを見比べてみましょう。
このタイトルを見て皆さんは、どちらの記事に興味をもちましたか?
タイトルをつける際に、読者について考えて見ましょう。
読者は
- 自社のマーケティングに対し不満を持っている可能性がある。
- インバウンドマーケティングの情報収集をしている。
- 今後マーケティング活動で、成功したいと思っている。
このように考えているとします。どちらの記事にもインバウンドマーケティングの情報が、記載されていますが、読者は「失敗したくない」という感情を持つはずです。すると、後者のタイトル記事をクリックする確率は上がると思いませんか?興味を惹くタイトルにするには、読者のことをいかに考えることができるかが要であり、小さな工夫が大きな結果につながります。
例で挙げたタイトルは読者の心理を考えたスキルです。他にも、調査結果などの数字を入れて、どれだけの効果を上げることができるかを、タイトルで示したり、【決定版】や【保存版】などの語句を用いて、信ぴょう性の高いタイトルにすることも、読者を惹きつける手段として効果的です。
タイトルでアクセス数を上げるために意識しておくべきこと
- キャッチーなタイトルをつける
- 誰へ向けた記事であるのかを明確にする
- 検索されているキーワードを記事のタイトルに入れる
3. ブログ記事は起承転結で構成されない?
「文章は、起承転結で構成すると話が読者に伝わりやすい」とよく耳にする方も多いのではないでしょうか。実際、本や映画の物語の多くは「起承転結」で構成されていますね。それは、ブログ記事にも言えることでしょうか?間違いとは言えませんが、ビジネス文章やブログ記事を「起承転結」で構成すると、長い文章になり、最後まで読んでもらえない可能性があります。ブログ記事で最も読者に伝わりやすい記事構成は「序・破・急」です。これは、「起承転結」が四段構成であるのに対し、三段構成で文章が構成されています。
序「タイトル・見出し」テーマや目的、事実を提示する。
破「コンテンツ」伝えたいこと、主要な内容を展開する
急「まとめ」記事のまとめを短く終結。
序「タイトル・見出し」
破「コンテンツ」
急「まとめ」
と、このような構成になります。書き手は読者側も見やすく伝わりやすいのが、「序破急」構成のメリットです。
4. 読みやすいブログとは?
読みやすいブログを目指すポイントとして、意識すべきことが2点あります。
- 視覚的に見やすい
- 文章的に読みやすい
この2点を意識してブログを書くことで、読やすくわかりやすい記事にすることができます。「そんなの知ってるよ!」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、これこそ基礎重要事項なのです。
①視覚的に見やすい
視覚的情報として、アイキャッチ画像、イメージ解説、挿絵などを使用しましょう。
画像を入れることで、読者がこれから展開される内容を予測することができます。また、イラストや写真は、文章の内容理解の手助けをしてくれます。何より、文字ばかりの記事より、絵や写真がある記事の方が見ていておもしろいですよね。
②文章的に読みやすい
意識したいポイント
- 接続詞を減らす:ダラダラ長い文にならないよう、不要な接続詞は排除
- 読点の活用:読点を活用し息継ぎができる文章に
文章の中で、接続詞を多用してしまうと、ダラダラとした長い文になってしまいます。文章を完成させた際に、不要な言葉はないかチェックし、すっきりとしたわかりやすい文章を目指しましょう。
まとめ
ブログ記事は、将来顧客になり得る読者を、自社サイトへ導くための重要なコンテンツです。ブログを書くということは、必ずそれを読む誰かがいます。その人に「何を伝えたいのか」「なぜ伝えたいのか」を意識することで、質の良いコンテンツへと変わっていきます。記事を書く際に重要なポイントを今一度確認し、よりよい文章で情報を発信しましょう。