インバウンドマーケティング 初心者ガイド1〜顧客を知る
- 2013年01月23日 18:02
- インバウンドマーケティング
インバウンドマーケティングを始めて気がついたことがあります。ブログを書いたり、ソーシャルメディアに投稿したり、SEO対策をしたり。インバウンドマーケティングは、決して「新しい」マーケティング手法ではないのでは? という疑問です。日々行っていることを単体でとらえてしまっていることが原因でした。インバウンドマーケティングを構成する要素の一つひとつの役割を理解し、それぞれがつながっていると実感できたとき、インバウンドマーケティングの効果も実感できるでしょう。
ソーシャルメディアとテクノロジーの発展にともない、訪問客を引きつけ、潜在顧客をリード(見込客)へと変換し、リードを顧客へと育てるインバウンドマーケティングは、オンラインマーケティングの新しいコンセプトとなったのです。「初心者ガイド1」では、インバウンドマーケティングの初心者が経験する3つのフェーズについて考えてみましょう。
フェーズ1:インバウンドマーケティングのコンセプトを学ぶ
新しいことを学ぶとき、人は誰でもワクワクします。やることなすこと全てが初めてのことなので、今すぐに習得しなければならないことや発見が山ほどあります。インバウンドマーケティングを始めるとすぐに、以下の単語が出現します。どれもインバウンドマーケティングを構成する大切な要素です。実践しながら順に習得していきましょう。
その他にも、SEO対策やキーワード戦略、Webサイトの最適化についても取り組まなければなりません。競合他社の取り組みについて調査をする必要もあります。
フェーズ2:コンテンツ作成フェーズでのつまづき
インバウンドマーケティングへの取り組みは次第に失速するでしょう。コンテンツを作成しながら、「良質なコンテンツ」とは何なのか、という定義について悩む時がやってきます。自分がやっていることに自信がなくなり、「良質なコンテンツ」の定義が曖昧になってしまうかもしれません。コンテンツを作成する明確な目的がなければ、苛立たしいマンネリに陥ってしまい、インバウンドマーケティングが有益であることさえ疑わしく思えてきます。
張り切ってブログを書き始めてみたものの、誰に向けてどのような記事を書いたらよいのか、ということが曖昧だったのです。良質なコンテンツを作成するには、「誰に」「何を」「なぜ」書くのかを明確にしておく必要があったのです。
フェーズ3:バイヤーペルソナを作成する
スタート地点に戻って考えてみましょう。
- 誰に向けてマーケティングをしているのか?
- 何のために事業を行なっているのか?
- 顧客が期待している以上のものを提供しているか?
- どういう人にリーチしたいのか?
インバウンドマーケターの次のミッションは、バイヤーペルソナを作成することです。どのような顧客と一緒に仕事をしたいか、またはしたくないかを考えることは、自分たちがやっていることを100%理解するために不可欠なことです。インターネット上にただ情報を流しているだけでは、メッセージは誰にも届くことはないでしょう。自社がターゲットとしている顧客があなたを「見つける」ことも決してありません。 バイヤーペルソナを作成するときは推測するのではなく、次の4つの基本的な質問について考えてみましょう。
- 彼(彼女)の名前は?
- 彼(彼女)の職業は? 働いている会社の規模は?
- 自社の製品やサービスが解決できる課題は何ですか?
- その製品やサービスは問題をどのように解決しますか?
顧客をよく知り、彼らが何を期待しているのかを理解することがポイントです。
- どのようなWebサイトを閲覧するでしょうか。
- どのような情報を探しているでしょうか。
- Webサイトに何を期待しているでしょうか。
インバウンドマーケティングを導入するときは、どの業種でも用心深く進めましょう。老舗の企業でも新規参入のビジネスでも同様です。常にこの設問を頭に入れて、インバウンドマーケティングへの理解を深めることでビジネスは急成長するでしょう。