ソーシャルメディアマーケティング

近年、様々な企業がマーケティング活動の一環として取り入れているFacebookとTwitterですが、一口にSNSと言ってもFacebookとTwitterではそのマーケティング活動の行い方に様々な違いがあります。この2つのSNSに焦点を当て、マーケティング活動を行う際のポイントと注意点についてまとめました。

1. Facebookでは少人数のグループに着目!

Facebookにおいて、人は自分に関係があるかどうかで投稿を判断していて、かつ1人のインフルエンサーよりも「少人数のグループ」が判断に影響力を持っています。

投稿のポイント

企業と人との関係といった無機質な関係ではなく時間をかけて、相互のやりとりを通して構築される「人と人とのつながり」のような関係を築くことがポイントです。また人と人とのつながりを構築するために、堅く難しい内容よりも「簡潔」「時事ネタ」「手軽」な内容を投稿することがポイントです。そして「いいね!」が付く数が多い文字数は100文字以内、「シェア」されやすい文字数は450文字前後です。

一般的に「グループ」は家族や親友など特に親しい人のグループが5人。シンパシーグループと呼ばれる親友ほどではないが仲の良い人のグループが15人。会ったことはあるが仲良くない人のグループが500人など大きく分けて5つあります。

Facebookユーザーの「友人」の平均数は160人でダンバー数を超えています。彼らが日常的に交流している相手が週平均4人、一か月平均6人ということでシンパシーグループ内で活動しています。最近ではFacebookで昔の旧友が集まり同窓会が開かれるというのもよく聞く話になりましが、同窓会の結果友人数は増加し、ふと友人リストを見直してみると顔と名前が一致しない人がチラホラなんてことも…

  • 5人 家族、親友
  • 15人 特別親しいわけではないが仲の良い人。シンパシーグループ
  • 50人 近況を知っている程度には交流がある人
  • 150人 心理学的に脳の限界とされる数。ダンバー数
  • 500人 会ったことがあってもそこまで仲良くない人

「いいね!」「シェア」は写真、「コメント」はテキストの投稿に多く付く傾向があります。

  • 「いいね!」が付きやすい順…写真、テキスト、ビデオ、リンク
  • 「コメント」が付きやすい順…テキスト、写真、ビデオ、リンク
  • 「シェア」されやすい順…写真、ビデオ、テキスト、リンク

ユーザー

Facebookの日本における利用率は20代が57.0%、30代が42.0%、10代が22.3%で、職業で見た場合は会社員、公務員の割合が55%を超えていました。

(参考文献)平成25年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 総務省 情報通信政策研究所

ローソンの事例 ~クーポンの配布で来客数の増加とROIを高めることに成功~

目的

  • 認知度を向上させることで多くの人に来店してもらい、それにより販売を促進すること。

手法

  • Facebookページを作成し「写真+短い文章」のコンテンツを投稿する。例えば「完熟トマト仕立てのナポリタン」など食品に関する投稿はランチ前の11時、あるいは夕食前の17時に投稿することで購買意欲を高め売上を伸ばす。

結果

  • クーポン利用で来店者数が増加し広告費回収率が7.3倍に
  • クーポン入手数 : 577,781件
  • クーポン利用率は14% (他のオンラインクーポンの平均利用率より600%高い)
  • クーポンの入手先はモバイルのニュースフィードが93%
  • クーポンを利用した顧客の70%が他の製品を同時に購入

(参考文献)Facebook for Business ローソン

 2. Twitterでは双方向のコミュニケーションが重要

Twitterは140文字という制限の中で投稿しなければなりません。しかしこの短いフレーズで投稿するというスタイルで多くのユーザーを獲得してきました。またTwitterユーザーは会ったことのない人との交流を求める傾向にあり、その割合は60%を超えています。しかし会ったことのない人との交流の際に気を付けなければならないことは相手との距離感です。その距離感に注意しつつ相互のコミュニケーションを取ることがTwitterでは求められています。

投稿のポイント

ブランドアカウントは週末、ビジネス向けアカウントは平日に投稿し、なおかつ朝の通勤時間やランチタイムに投稿すると反応数が増加します。また更新頻度を高めることで閲覧数が増加します。Twitterのタイムラインは流れが早いため、同じ投稿を繰り返すことがフォロワー全員に投稿を見てもらえるポイントです。また投稿は100文字以内の投稿で反応数が17%増加するとともに、ハッシュタグを付けることで反応数が2倍に増加します。またTwitter Cardsを導入することでエンゲージメントが増加します。

ユーザー

  • Twitterの日本における利用率は20代が47.1%、10代が39.6%、30代が13.3%である。
  • ヘビーユーザーは学生で、全体の17%と最も多い。

(参考文献)平成25年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 総務省 情報通信政策研究所

江崎グリコの事例 ~キャンペーンがギネス記録に登録~

目的

  • 江崎グリコが11月11日を「ポッキー&プリッツの日」と制定したということを消費者へ認知させ、キャンペーンの期間中にTwitterを中心として話題を喚起させることによる販売の促進。

手法

  • キャンペーンに簡単に参加できる仕組みづくり(「ポッキー」とツイートするだけなど)
  • 時間帯によって様々なコンテンツを用意

結果

  • 11月11日の1日だけで3,710,044ツイートされ 「24時間で最もツイートされたブランド」としてギネス世界記録を樹立し、かつTwitterユーザーの購入率が4倍に上昇し目的を果たすことができた。

(参考文献)Twitter for Business グリコポッキー

まとめ

以上のことからFacebookとTwitterには様々な違いはあるものの双方ともに最も重要なことは人と人との関係のように、相互にコミュニケーションを取ることです。

Facebook、Twitterを上手に活用すればローソンや江崎グリコの例のようにROIを引き上げるとともに売上を伸ばすことができることもあります。

近年のICT技術の発展によりFacebookやTwitterをはじめとしたSNSがマーケティング活動の一角として存在感を表す時代は既に到来しているのです。


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