【目的別】自社セミナーの開催方法

最近、マーケティングの重要性が見直されており、多くの企業がマーケティング活動の一環として自社セミナーを開催しています。
まだ自社セミナーを開催したことのない方が、実際に自社セミナーを開催するために押さえておきたいポイントをわかりやすくお伝えします!

自社セミナー開催までの流れ

自社セミナーを開催するまでの大きな流れは以下の通りです。

    1. 目的の明確化
    2. 目標の設定
    3. ターゲット・内容・規模の決定
    4. 開催場所・日時の決定
    5. 告知・集客

— セミナーの実施 —

  1. セミナー後のフォロー

自社セミナー開催の流れにそって、大事なポイントを押さえていきます!

1.目的の明確化

自社セミナーを開催するにあたって、まず初めにセミナーを開催する目的を明確にする必要があります。
一口にセミナーと言っても、目的が違うと全く違ったセミナーになります。

自社セミナーを開催する最終目的は売上を獲得することですが、もう少し細かく目的を考えましょう。
自社セミナーを開催する目的は、大きく3つに分けられます。

自社のセミナーを開催する目的がどれに当てはまるのかで、開催方法も変わります。
自社セミナーを開催する目的を明確にすることがセミナーを成功に導く重要なポイントです。

2.目標の設定

目的が決まれば、目的の達成度がわかるような指標をもった目標を設定します。

目標の設定といえば、質の高いリードの数を目標に設定することが多いです。しかし、リードの質の高さを具体的に決めておかなければ、目標の達成度合いを測ることができません。そこで、マーケティング担当者と営業担当者とで、自社の戦略に合わせたライフサイクルステージを定義します。リードがどのライフサイクルステージに位置しているかで、そのリードの質を測ることができます。

ライフサイクルステージについては以下の記事に詳しく書かれております。
ライフサイクルステージとは?インバウンドマーケティングにおけるファネル – ネコと学ぶインバウンド用語集

リードジェネレーションを目的としている場合には、MQLの数を目標に設定します。MQLはライフサイクルステージの一つで、簡単に言うと積極的にマーケティングをしていくリードのことです。セミナーの参加者のうちMQLの定義に合致した参加者は、自社にとって優良なリードといえるため、その数が多いほどセミナーの価値は高いと言えます。

リードナーチャリングが目的の場合、SQLの数を目標にします。SQLはライフサイクルステージの一つで、簡単に言うと営業担当者が実際に営業活動を行う対象となるリードのことです。セミナー中にSQLとなるかの判断は難しいですが、セミナー後に個別相談を行い、予算感や購入時期の情報を聞き出せれば、SQLとなるかの判断をすることができます。

既存顧客へのフォローが目的の場合は、アンケートの満足度の向上を目標に設定することができます。複数回セミナーに参加いただいている参加者であれば、前のアンケートと比べてどうだったかで満足度を測ることができます。初回の参加者であれば、次回セミナーに参加したいか?などの質問項目で満足度を測ることができます。

3.ターゲット・内容・規模の決定

セミナーの目的が決まっていれば、ターゲット、内容、規模は順に決まっていきます。

リードジェネレーションが目的であれば、ターゲットは自社のことを知らない人になります。そのような人にいきなり商品・サービスの紹介をしても、興味を引いてもらうことは難しいです。そこで、内容としては有益な知識・情報を与えるようなセミナーがよいです。まずは自社と参加者との関係性を築くことが大切になります。

リードナーチャリングが目的の場合には、ターゲットにはある程度自社のことを認知していただいているので、導入事例の紹介やデモを絡めたセミナーが効果的です。購買意欲を高めるようなセミナーにすることが大切です。規模は大きくする必要はなく、個別に質問を受けたり、相談に乗れたりするように少数で行う方がよいです。

既存の顧客に対してセミナーを行う場合には、商品・サービスの活用方法を紹介するようなセミナーや、課題の気付きになるようなセミナーが有効です。既存顧客の場合は、抱えている課題や、聞きたいセミナーの内容を事前にヒアリングしてセミナーの内容を決定したり、セミナーの内容にマッチする顧客を絞り込んだりすることができます。

セミナーの内容を決めるのと同時に、セミナーのタイトルも決めなければいけません。実はセミナーのタイトルが集客の成功の鍵を握っていると言っても過言ではありません。「参加したい!」と思わせるタイトルをつけることが重要です。
例えば、「セミナーの集客方法を教えます!」よりも「セミナーの集客を成功させる3つのポイント!」の方が、参加したいと思いませんか?成功という具体的なイメージや、3という具体的な数字が入っている方が、参加したいという気持ちをくすぐることができます。

4.開催場所・日時の決定

少人数のセミナーの場合には、自社の会議室を利用して開催することができます。自社の会議室を利用するメリットとして、会場の使用料がかからないということがあげられます。しかしそれ以上に、実際に自社に来ていただくことでセミナーの参加者との壁を一つ取り除くことができるという大きなメリットがあります。全く知らない会社より、実際に訪問したことのある会社の方が購入に対するハードルは低いです。

大規模のセミナーや自社の会議室で開催できない場合には、貸会議室等を利用します。貸会議室の場合には、駅からの距離や道のわかりやすさといったアクセスの良い場所の方が参加者を募りやすいです。また、貸会議室を利用する際には、事前に下見に行くことはもちろんのこと、毎回同じ場所を使うなど慣れた場所で行うことをおすすめします。

せっかく参加したいと思ったセミナーでも、日程が合わなければ参加することができません。もちろん人によって参加できる日程は違いますが、より多くの人が参加しやすい日程を考える必要があります。ターゲットにしている人の所属や役職によって参加しやすそうな日や時間帯を考えることが大切です。セミナー後のアンケートに、参加しやすい時間帯を記入いただくようにすれば、次回以降のセミナーの開催時間を決める参考になります。

5.告知、集客

リードナーチャリングや顧客フォローが目的の場合には、既にあるハウスリストからセミナーの内容に適したターゲットを絞り込み告知を行います。告知の方法は直接相手に届くDMやメルマガが有効です。Web上に参加フォームを用意し、DMやメルマガからのアクセスを促します。この時に目を引くセミナーのタイトルが活きてきます。メルマガの場合には、告知開始時、中間、開催直前の3回行うことも効果的です。目的に沿ったターゲットの絞り込みがしっかりとできていれば、集客に苦労することはありません。

リードジェネレーションが目的の場合には、リストが手元にないため、告知の方法が少し変わります。自社のWebサイトにセミナーの情報を載せることはもちろん必要ですが、それだけではセミナーの情報を見つけてもらうためのハードルが高く、なかなか集まりません。

よりよく集客する方法を3つに絞ってお伝えします。

1つ目はターゲットを絞った企業リストに対して、DMやFAXなどでチラシを送る方法です。直接相手に届くので目に触れやすいです。また、送付後にフォロー電話をかけることで見落としているDMやFAXに気付いてもらうことができます。

2つ目にセミナーポータルサイトやセミナー告知サイトに登録することです。セミナー告知サイトには有料のものや無料のものがありますが、無料のものでも、月1回しかセミナーを登録できなかったり、会員登録が必要だったりするだけなので、十分に効果があります。
セミナーポータルサイトやセミナー告知サイトをまとめられた「自社セミナー集客のために告知ができるサイト12選」をぜひ参考にしてみてください。

3つ目に広告を利用する方法です。広告の種類は様々ですが、セミナーに参加いただきたいターゲットを指定できるものが効果的です。例えば、Facebookの広告であれば、年齢、地域、趣味関心といった情報でターゲットを細かく指定できます。セミナーに適したターゲットにのみ広告が表示されるのでセミナーの集客にはおすすめです。

Facebookの広告の設定方法は「Facebook広告の掲載方法を簡単に解説してみた Vol.1 初心者編」で丁寧に解説してあります。

どの場合にも共通して言えることは、必ず開催直前に参加者に対してリマインドメールを送りましょう。リマインドメールはセミナーの参加予定者の参加率を上げる効果があります。

6.セミナー後のフォロー

セミナーの目的・目標をもう一度思い返してください。そうすれば、セミナー後のフォローとして何をしなければいけないのかが見えてきます。

リードジェネレーションが目的の場合、セミナーの参加者に対してよりよいリードにしていくために定期的にコンテンツを発信してきます。次のリードナーチャリングを目的としたセミナーの紹介をするのもよいですね!

リードナーチャリングが目的の場合は、セミナーの感触をもとに、個別訪問して具体的な商品・サービスの紹介をするなどのフォローが考えられます。

設定した目標に対して、達成度の評価も必ず行う必要があります。セミナーの評価はセミナー後すぐに表れるものは少なく、セミナー後のフォローの結果も含めてセミナーの評価が決まります。セミナー後のフォローの仕方もセミナーの成功に大きく関わってきます。

まとめ

セミナーを開催するために押さえておきたい一番重要なポイントは、目的・目標を明確にすることです。
目的・目標を明確にすることで、目的に沿ったセミナーの内容にすることができますし、セミナーの効果を測りやすいです。
セミナーを開催する目的を明確にして、目的に沿った内容の決定や集客を行えば、素晴らしいセミナーを開催することができます。

インバウンドキャンペーン目標設定&実行計画シート