INBOUND 2015

2015年9月9日にHubSpot本社のあるボストンで開催中の「INBOUND 2015」にて発表された HubSpotの新機能についてご紹介します。

INBOUND for EVERYONE

INBOUND for EVERYONE

今年は数多くの新機能やアップデートが発表されました。これによりHubSpotは、企業によって異なる「インバウンドマーケティング/インバウンドセールス」への幅広いニーズに応えることができるようになりました。一部はアドオンでの機能追加となりますが、自分たちのマーケティング活動に必要な機能をプラスできたり、スモールビジネスでもインバウンドマーケティングに無理なく取り組めるようになります。

また、時代(Google)の変化に合わせて、スマートフォンへの対応やサイトページのセキュリティが強化。マーケターにとっては、ツールが使いやすくなることで作業時間を大幅に短縮することができます。それは、より多くの時間を自社のマーケティング戦略やコンテンツ制作に使えることを意味します。

それでは、各機能について紹介します。

Leadin でインバウンドマーケティングを全てのひとに

Leadinは、WordPressやDrupalなどのCMSで動作する無料のインバウンドマーケティングツールです。(WordPressには、プラグインとして提供されています。)ブログとLeadinが連携することで、インバウンドメソドロジーのAttract(訪問客を引き寄せる)とConvert(訪問客をリードに転換)の部分をカバーできます。コンバージョンにより獲得した情報を基にセグメンテーションを行い、外部Eメール配信ツールと連携してそれぞれのリードにカスタマイズされた内容のEメールを送ることができるでしょう。

このような人にオススメ

  • 個人ブロガー
  • スモールビジネスのオーナー
  • 一般の高額なマーケティングソフトウェアを導入する予算がない企業
  • HubSpotを購入することは厳しいが、マーケティングツールを使って効率のよいアプローチがしたい

機能紹介

フォーム – 簡単にページにフォームを追加可能。ブログから訪問客をリードにする機会が増えます。HubSpot Leadin

コンタクト管理 – 訪問客がリードに転換されると、リードやリードが所属する企業の詳しい情報を取得できます。HubSpot Leadin

Eメールインテグレーション – MailChimp、 Constant Contact、 Campaign Monitor、GetResponse、AWeberなどのメール配信ツールと連携し、獲得した情報を活用してセグメントされたメールを送信することが可能。

サイト分析  –  
それぞれのページがどれだけリードや購読者、顧客獲得に貢献したかというデータを表示します。シンプルで見やすいダッシュボード。HubSpot Leadin

Ads Add-On でInboundyな広告管理

実は、HubSpotのパートナーやクライアントの半数以上である53%の企業が広告を出稿しています。そこで、HubSpot内で広告キャンペーンを実施できるプラットフォームが開発されました。これによりマーケターは、有料広告キャンペーンをHubSpot内で実施し、広告のプレビュー確認、費用の設定、ターゲットの設定が可能となります。

HubSpot Ads dashboard機能紹介

広告キャンペーン – HubSpot内でLinkedIn、Google Adwards(開発中)と連携させたキャンペーンを作成できます。

広告分析 – 有料広告をHubSpotと連携させることで、どの広告がリードや顧客へのコンバージョンを生み出したかを分析できます。

急成長に広告を利用 – 広告ツールに専門家の知識を組み込みました。

このような人にオススメ

  • 一般的に言われる広告の指標でしか効果測定できていない
  • 有料広告のトライアルを利用したことはあるが、なかなか始められない
  • 有料広告を使用し、費用対効果も把握済みだが、代理店に広告の最適化を依頼する予算がなく、自社で取り組みたい

進化したレポーティング機能(アドオン)

マーケターとして分析結果より得られたデータを改善し、次の施策に活かすことはもっとも大事なプロセスのひとつです。しかしながら、毎月のレポーティングにさまざまな要素を入れて作成したり、目的に合わせて何種類も異なるレポーティングが必要である場合があります。そのような悩みを解決するために、今回のアップデートはインパクトの強いものとなるでしょう。

マーケティングチームと営業チームが一箇所の画面でレポートを確認できるので、お互いの進捗を簡単に共有できるようになります。

ダッシュボードイメージレポーティング HubSpot

グラフ作成も簡単にHubSpot レポート

ボタン一つで簡単に分析結果が表示されます。HubSpot レポート

予測リードスコアリングでマーケターの負担が軽減

企業のマーケターはできるだけ多くリードを獲得することやリードの育成に専念しています。しかしながら、どんなに多くのリードを獲得したとしても、質の高いリードを選別することが困難であることはマーケターの悩みの一つでしょう。

HubSpotの予測スコアリングは、訪問者がWebサイトで提供した情報(肩書、従業員数、業界など)だけではなく、ページ閲覧数やフォームの送信数などの購買の決定に影響する行動のデータを活用します。どのくらいコンバージョンに影響するかは、HubSpotが予測します。

HubSpot Lead Scoring

このような人にオススメ

  • 見込みの高い/低いリードをデータドリブンで見分けたい
  • HubSpot内にエンゲージの高い/低いリードの情報が蓄積されている
  • 500人以上のコンタクトが「顧客」として登録されている
  • 顧客ではないコンタクトが顧客の2倍以上いる

HubSpot Webサイトプラットフォーム改善

人の情報収集やものの購入方法はここ数年で大きく変化しました。ユーザーエクスペリエンスを考えた場合に、モバイルを重要視することは最も大事なことの一つです。コンテンツが氾濫する今、より賢く、最適化されたコンテンツを作成するためのツールがマーケターには必要です。

一方で、消費者は手元のデバイスで表示されるWebサイトにより、目的が簡単に素早く達成されることを期待しているでしょう。これは、さまざまなデバイスでWebサイトが美しく見えるだけでは不十分であることを意味しています。重要なことは、個々にパーソナライズ(最適化)されたコンテンツが、デバイス、場所、ファネルのステージに合わせて提供される必要があるということです。

機能紹介

インライン編集 – サイトページ、ランディングページ、ブログ、Eメールの編集がより簡単に。今までプレビュー画面と編集画面を行ったり来たりで面倒だった切り替えをすることなく、プレビュー画面上で編集ができます。

What you See is What it is. 略して「WYSIWII(ウィジウィーーー)」
by ダーメッシュ・シャー

HubSpot edit

 SEO対策  左のサイドバーにはSEOのチェック項目が表示されます。HubSpot COS

その他にも、サイトページにはSSLが標準搭載されるなど、セキュリティ面でのアップデートにも注目!以前から評判の高かったHubSpot管理画面のインターフェイスですが、より直感的使えるスムーズな導線を実現したことで、マーケターの操作にかかる時間を節約することができるでしょう。

Sidekick and CRM

セールスツールの方は、Sidekick for Businessへの大幅な機能追加とHubSpot CRMへのアップデートが発表されました。

INBOUND Sales

Sidekick

  • Prospects-Subscribe and Digest Email – プロスペクトツールがセールスツールのSidekick管理画面に移動し、チームメンバーが見込客にアプローチしやすいインターフェースに変わりました。
  • Sidekick Connection – チーム内でプロスペクトを簡単に共有できるツール
  • Sequences – ナーチャリングするための機能。一定期間、GmailやCRMから自動でメールを送りナーチャリングを行います。(Sidekickビジネスプランのみ)
  • Sidekick for business + Salesforce – Salesforceを使ってる場合は、Sidekick内のサイドバーで閲覧できる情報がSalesforceのツール内でも表示されます(Sidekickビジネスプランのみ)

sequencesシーケンス

CRM

  • Gmailと連携 – Gmail上のコンタクトとのやり取り(送受信)の情報がすべてCRM内で閲覧できます。(CRMユーザーのみ)
  • Multiple deal pipelines – チームや他部署で異なる製品を使用していても、一つのプラットフォームで情報を統合し管理しやすいインターフェース。
  • 個別のメッセージを届ける -「@+名前」を付けることで社内のメンバーの個人宛にメッセージを送ることができます。

HubSpot Connect(連携ツール)

HubSpot New Integration 今回のアップデートにより、HubSpotはより多くのツールとの連携が可能となりました。一つの企業でも部署をまたげば、それぞれ異なったソフトウェアを使っている可能性があります。部署ごとに違う機能が必要であることは当たり前のように考えられますが、それぞれのツールが持つデータはその部署で使っているツール上でしか見ることができません。このような非効率な方法より、ソフトウェアを超えてデータの統合ができ、さらにそれを活用できればこれ以上に嬉しいことはありません。

ツール連携の利点

  • データ統合ができる
  • より多くのコンタクト情報がタイムラインでわかる
  • 連携することで得た情報を使ってリスト作成とワークフロー機能に活かすことができる

更に詳しい情報はこちら:
http://www.hubspot.com/products/integrations (英語ページ)

INBOUND for EVERYONE。一部は有料での追加機能となりますが、企業のマーケティング活動を加速させ、誰でもインバウンドの思想を取り入れられるようにアップデートがされました。

HubSpot is more than just technology…
It’s about a philosophy and that philosophy is inbound.

新機能の詳細は下記URLで紹介されています。料金や機能については、お問合わせください
http://hubspot.com/new

 インバウンドマーケティング ソフトウェア「HubSpot」ガイドブック