charity:waterの動画コンテンツの力

インバウンドマーケティングを実践する上で最も大切なことは「魅力あるコンテンツ」を作成することです。コンテンツの種類は、ブログ記事、ソーシャルメディア、ホワイトペーパー、Eブック、ワークシート、調査レポート、プレゼンテーション、ポッドキャスト、オンラインデモなど様々あります。その中でも大きなインパクトを与えることができるコンテンツ、それは動画です。

Show. Don’t tell. And do it visually.

charity:water」というニューヨークを活動拠点とする非営利団体を知っていますか?彼らは動画コンテンツとソーシャルメディアを活用して、活動を広めることに成功しました。「魅力あるコンテンツで人を引きつける」インバウンドマーケティングは非営利団体にも適していることが証明されたのです。

次に紹介する動画の内容を箇条書きにしてみました。

  • 水不足の地域がある
  • その地域では、毎日8時間も歩いて水を汲みにいっている
  • その水は、ばい菌だらけで衛生的ではない
  • 子どもたちに安全な水を飲ませてあげたい
  • 募金してください

実際に動画を見てみましょう。

Water Changes Everything. from charity: water on Vimeo.

テキストだけで伝えることもできますが、イラストと音楽がついたストーリーとなることでより深く心に響くメッセージになると思いませんか?

charity:water きれいで安全な水を世界のすべての人へ

少し「charity:water」のことを説明したいと思います。charity:waterは、スコット・ハリソンが2006年にニューヨークに設立したチャリティー団体です。 スコット・ハリソンはニューヨークの喧騒を離れ西アフリカに行った時、深刻な水不足に直面している人々に大きな衝撃を受けました。そして、地球上のすべての人にきれいで安全な水を届けたいという想いで活動をスタートしました。

100%ポリシー

  • 募金の100%をクリーンウォータープロジェクトに使用する
  • 活動資金はスポンサーから別途調達
  • クレジットカードの手数料も返金している

透明性

なぜ水なのか

  • 病気の原因は不衛生な水である
  • 女性や子どもが毎日水を運んでいて、教育を受ける時間が削られている
  • 衛生的な水がもたらす経済効果は計り知れない(病気の減少・高等教育受講者の増加)

The Birthday Project

西アフリカからニューヨークに戻ってきたスコット・ハリソンは、自分の誕生日に開いたパーティで参加者から20ドルずつ集めました。集まった金額は1万5千ドル。このイベントをきっかけに「Birthday Project」が始まりました。毎年贈られるたくさんのプレゼントやたくさんの人が集まるバースデーパーティ。それを今年は諦めるから、その代わりに募金してください、と友人や知り合いに働きかけるプロジェクトです。

A Birthday Story: Meet Lory from charity: water on Vimeo.

6歳のローリーは、何百万もの人たちが水を汲むために1日数時間もかけて歩いているということを学びます。しかも、その水は安全ではないのです。人々を病気にしてしまうのです。ローリーは、彼らの助けになりたいと思いました。6歳の誕生日を「give up」し、代わりに家族や友達に6ドルの寄付をお願いしたのです。総額で2,386ドルにもなりました。

もう一つのストーリーを見てみましょう。9歳のバースデーを「Give up」した少女、レイチェルの話です。彼女は残念ながらチャレンジに失敗(目標金額に達しなかった)してしまったのです。「自分の努力が足りなかったのよ」と、また来年もチャレンジしたいと語っています。しかし、この話には続きがあります。

Rachel Beckwith’s Mom Visits Ethiopia. from charity: water on Vimeo.

誕生日の1ヶ月後、レイチェルは交通事故で命を失ってしまいました。事故のニュースは、レイチェルがチャリティーに参加していたことも伝えました。彼女の誕生日の願いを知った人たちは募金を始め、120万ドルを超える金額を集めたのです。1年後、母親と祖父がエチオピアを訪ねました。「レイチェル、まだ幼い少女は世界の反対側に暮らす他人の痛みを感じました。バースデープレゼントを諦めたことで、他の子どもたちの命を助けることができました。人々が贈ることができる最も美しいプレゼントです」

この動画は、ボストンで開催された「inbound 2013」の会場で上映されました。会場中から盛大な拍手が湧き上がり、すすり泣く声が聞こえてきました。動画は音楽やナレーションを効果的に使い、感動するように編集されているかもしれません。でも、なぜこんなに心に響くのでしょう。それは、このストーリーが「本物」だからです。ここでいう「本物」は、英語では「authentic」といいます。嘘や混じり気のない正真正銘の本物のこと、という意味があります。私の文章力では、なんて表現するべきかいつも悩む言葉の1つです。でも、この動画を見れば一目瞭然です。レイチェルのストーリは作られたものではなく、実際に起こったことなのです。

September Campaign:インド

charity:waterは、2013年9月にキャンペーンを企画しています。対象は「インド」。インドではカースト制度があるため、皆に平等に水が行き渡っていません。水が人々の暮らしや人生をどのように変えることができるのか。「世界を変える」彼らの新しい挑戦がスタートします。charity:waterの活動に共感した方は、どうか彼らのストーリーをシェアしてください。

Share their story. Join the project.

コンテンツが人を魅了する力、動画コンテンツの効果を感じていただけましたでしょうか。スコット・ハリソンのプレゼンテーションでは「Our Story」が「Your Story」になると言っているところが印象的でした。コンテンツを作成するときは、自分の宣伝ばかりするのではなく、ユーザーや顧客のストーリーを伝えるようにしましょう。

September Campaign 2013 – India from charity: water on Vimeo.


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