毎年ボストンで開催されている、米HubSpot社主催のマーケティング&セールスイベント「 INBOUND2018」で発表された、HubSpot製品アップデートを速報でお届けいたします。

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会場は、ユニークかつカジュアルで、ホスピタリティあふれる仕掛けが満載で、HubSpotならではのラバブルな雰囲気で楽しめる雰囲気に包まれます。そして、著名人や識者が登壇するキーノートもあり、熱心なハブスポッターだけではなく、世界中のデジタルマーケターが毎年楽しみにしているイベントではないでしょうか。

それでは、INBOUND 2018で発表された主なアップデート情報をご紹介します。

その1. インバウンド製品ラインナップの拡張

# 新しく「Growth Suite」が登場

新しく追加された「Growth Suite」は、マーケティング、セールス、カスタマーサービスを効果的に支援するすべてのツールが利用できるプロダクトです。各ツールは緊密に連携しており、ビジネスの成長を効果的に支援し、各製品を単独でご契約になる場合に比べ、価格が25%お得になります(詳細はこちら)。

growth_suite
  • 統合された単一のシステムでチーム全体の業務を支援できます。
  • HubSpotの無料CRMをシステムの基盤としています。そのため、カスタマージャーニーの全体を通じてコンタクトを追跡し、効果的に関係を構築できます。
  • ビジネスの規模に応じて、Starter、Professional、Enterpriseの各プランからお選びいただけます。そして将来は、ビジネスの成長に合わせてアップグレードできます。

# 3つのHubに、Enterpriseプランの充実

従来の"3つのHub"(Marketing Hub/Sales Hub/Service Hub)のすべてに「Enterpriseプラン」が対応し、より高度なチームマネジメント機能が追加されます。 

例えば、ビジネスチャット「Slack」との連携や、スコアリング予測をともなう機械学習など、ここ最近リリースされたHubSpot Conversationsが大幅に充実します。1つの受信ボックスで、eメール、チャット、ソーシャルの機能が統合されるようです。

  • Marketing Hub - Enterpriseプラン:
    分析機能の向上とカスタムボット構築の機能が拡充されます。
  • Sales Hub-  Enterpriseプラン:
    Sales Playbooks機能が追加され、セールスチームの活動とリソース管理がサポートされます。
  • Service Hub - Enterpriseプラン:
    SLAや測定基準をトラッキングする便利な機能が含まれます。

*この機能は、2018年9月5日(米現地時刻)から開始され、機能は順次追加リリースされる予定です 

# ヘルプデスク機能が充実した「Starterプラン」の追加

「Service Hub」の中に、新しく「Starterプラン」がラインナップされます。 この「Starterプラン」では、チケット管理できるヘルプデスクの機能があり、カスタマーサクセスをサポートするうえで便利な機能になっています。

  • ヘルプデスクを構築すると、チャット、eメール、フォーム経由で得る、さまざまなユーザーリクエストをチケット管理にすることができます。
  • eメールテンプレートやショートメッセージの対応スクリプトや、過去の回答ナレッジをドキュメントライブラリとして構築し、顧客に対して、より迅速に対応することが可能になります。
  • カレンダーリンクを利用して、ビデオ会議の予約をスムーズし、リアルタイムの顧客対話が可能になります。HubSpotからの通話もでき、オプションで録音することも可能です。

*この機能は、2018年9月5日(米現地時刻)にリリースされる予定です 

その2. 新しい料金プランとラインナップ

今回のアップデートで、Suite全体の提供プランと料金が刷新されます。

上記で紹介した「Service Hub - Starterプラン」に、「Sales Hub -Enterpriseプラン」、そして「Service Hub -Enterpriseプラン」が追加され、大規模〜小規模の企業ユースに幅広く対応していきます。

Plan

*上記価格は米ドルで表記(国内価格は1ドル=120円。2018年9月現在)

# Basicプランの廃止

これらSuiteの提供プランおよび価格変更に伴い、「Marketing Hub - Basicプラン」が廃止となります。

背景としては、昨年2018年7月にリリースされた「Marketing Hub Starterプラン」に、無料の「HubSpot CRM」と、今回新しく提供される「HubSpot CRM」を組み合わせると、これまでの「Marketing Hub - Basicプラン」よりもリッチな機能となり、かつリーズナブルな価格になるため、ラインナップの整合性をとったということだと思われます。

なお、既存利用者の変更は何もなく、現状通りとのことなので、大きな懸念はないでしょう。

 ※2018年9月5日より、料金体系から「Marketing Hub - Basicプラン」が削除される予定です。

その3. Vidyardが標準搭載「HubSpot Video」

これまで外部連携サービスとして提供されていた、ビデオプラットフォーム「Vidyard」が、HubSpot内の機能に取り込まれ、「HubSpot Video」として、2018年9月5日から利用可能になります!

この新機能「HubSpot Video」で、Vidyardの機能であるビデオホスティングや、視聴者にアクションを促す仕掛け(フレーズやフォーム)、シンプルなビデオ制作機能などが利用できるようになります。

Hubspot Video with Vidyard

  • マーケティングチームは、HubSpotの内部で、ビデオファイルをホストし管理することができます。
  • セールスチームは、HubSpot CRMからパーソナライズされたビデオを作成、共有、追跡により、見込み顧客とより強固な関係を構築することができます。
  • サービスチームは、パーソナライズされたヘルプビデオを作成し、Service Hubから直接共有することで、スピーディかつシンプルなカスタマーサポートが可能です。

2016年からHubSpot Connectのパートナーである「Vidyard」によってサポートされる「HubSpot Video」で、ビデオホスティングと再生、インタラクティブビデオ、ビデオ分析、パーソナライズド、ビデオ録画と共有など、多彩な展開が可能になるでしょう。

*この「HubSpot Video」は、「Professional」「Enterprise」に含まれ、2018年9月5日に提供される予定です。

その4. スタンドアロン製品「HubSpot CMS」の提供

これまでHubSpotプラットフォームに内包されていたHubSpot COSが、スタンドアロン製品として切り出され、「HubSpot CMS」として提供されます。これにより、よりWebサイト制作とHubSpot CRMを組み合わせた、顧客体験とマーケティングセールス活動が活性化するでしょう。

HubSpot_CMS

  • ドラッグ&ドロップで、簡単にコンテンツ編集や、デザインやレイアウト変更が可能です。
  • スマートコンテンツと、HubSpot CRMに保存されている情報を使用し、Webサイト訪問者にパーソナライズされた体験を提供できます。
  • 個々の訪問者に基づいてウェブサイトのコンテンツを動的に調整し、エンゲージメントとコンバージョンを増やすこともできます。
  • 世界中のコンテンツを迅速かつ確実に配信するために、世界規模のコンテンツ配信ネットワークに裏付けられた安全なSSL対応ブラウジングエクスペリエンスが体験できます。

*この「HubSpot CMS」は、2018年9月5日からスタンドアロン製品として購入可能です。


以上、INBOUND2018で発表されたアップデート情報のトピックスをご紹介させていただきました。詳しいアップデート情報は、HubSpot Japanの公式サイトでご確認ください。