インバウンドマーケティングにおけるキャンペーンとは
- 2015年01月22日 10:35
- インバウンドマーケティング
マーケティングキャンペーンと聞くとどんなことを想像するでしょうか?
従来は広告キャンペーンや、Eメールキャンペーンなどをよく耳にしたと思います。また、一般的にマーケターが意味するキャンペーンとは以下のものがあげられます。
- オートメーション化されたドリップマーケティングのキャンペーン
- テレビやCMなどのキャンペーン
- 特定のリストに対するセールスフォースのキャンペーン
従来のキャンペーンと呼ばれるものは、実態の計測が困難であったために効果がどのぐらいかを把握しきれず、いくらコンテンツを作成しても、一か八かで行っており、マーケターはただ祈るだけに終わっていたのも多くありました。ここでは、そんな従来のキャンペーンとは異なり、効果計測可能で信頼のおけるキャンペーンである、インバウンドマーケティングにおけるキャンペーンについて解説していきます。
インバウンドマーケティングにおけるキャンペーン
キャンペーンとはマーケティング活動を活発にさせる一つのイベントです。目標を達成するために大事なコンテンツとそのコンテンツをプロモーションするために使用する様々なチャネル(ソーシャルメディア、 Eメール、ランディングページ、 ブログ)など、目標に対して起こすアクションの流れをまとめて「キャンペーン」と呼びます。従来キャンペーンと言われてきた、Eメールキャンペーンなどのように単体ではなく、目標に対して払う行動すべてを合体させたものです。
インバウンドキャンペーンが従来のキャンペーンとどのように異なっているか
1.顧客を第一に考えることから始まる
インバウンドキャンペーンはインバウンドマーケティングの”顧客を第一に考える”というマインドを崩さずに、同じ軸で行われます。そのため、すべてのステージで新規リード、見込み客を生み出す確率を上げ、獲得したリードをさらに質の高いリードや顧客にコンバートさせることを目標とします。
2.すべてを連携させるために統合されたツールを使用する
インバウンドキャンペーンは連結されたツールやチャネルを使用することで、より円滑なコミュニケーションを取ることができ、マーケターや営業担当者が良い結果を生み出すことを可能とします。
3.いかなる場合にも対応できる
いかなるキャンペーンもインバウンドキャンペーンとすることができます。例えば、ウェビナー、展示会、製品販売開始、またはリードの新規リストからスタートさせたキャンペーンであっても、インバウンドマーケティングのフレームワークを適応させ、キャンペーンに取り組むことができます。
具体的なキャンペーン活動の目標例
1.新製品のローンチ
- 新商品の認知度を高める
- 新機能の認知度を高める
2.オファー
- Eブックダウンロード数を増やす
- 資料請求の問い合わせを増やす
- トライアルの申し込みを増やす
3.イベント
- ウェビナー参加を増やす
- セミナー参加を増やす
- カウンセリング申し込みを増やす
インバウンドマーケティングキャンペーンの手順
- インバウンドキャンペーンについて学ぶ
- ゴール設定
- ペルソナ設定
- コンテンツ制作
- ランディングページ、サンキューページ制作
- プロモーション(チャネルの選択)
- ナーチャリング
- 効果測定
インバウンドマーケティングを始めるための第一歩
インバウンドマーケティングを始める前に最も基礎的なこととして、”現在の状況把握”をすることが大事です。過去のビジネスパフォーマンスはどうだったか、チームのプロジェクトはどのようなものがあるかなどを把握した上で行うと良いでしょう。それを前提に事業内容と関係する目標を設定し、やっとキャンペーンを始められる状態になります。
今回は、インバウンドマーケティングにおけるキャンペーンとは何か?の概要をお伝えしました。次回は、キャンペーンを行う手順を基にそれぞれのプロセスで大事なポイントを解説していきます。