Google

SEO(検索エンジン最適化)の視点から、数多くのサイトを見てきた赤沼が誰でもできるSEOチェック方法について紹介させていただきます。

この文章を読んだ10分後、あなたは1分で自社サイトの簡単SEOチェックができているはずです。

本当のところをあらかじめ書きますと、SEOについては専門知識が必要です。SEOの勉強に時間をかけ、SEOの最新ニュースをチェックする必要もあります。その時間を確保することが難しい会社はSEOに詳しいパートナーと協力するのも良いと思います。知識がない状態から、専門知識を身につけるまではやはり長い期間が必要です。

長い期間がかかるのであれば、現時点でSEOは実施しないほうがいいのでしょうか? ・・・いえ、SEOの入り口はとても簡単です。そしてSEOの入り口がいきなり、SEOにとっての重要なポイントであったりします。わかる範囲で構いませんので、SEOを少しずつでも行ったほうが良いのです。

風邪をこじらせて病気になってしまった身体を治すのは大変です。専門知識をもった医者に診てもらったほうがいいでしょう。ただ、仕事や学校から帰宅したときに毎日、うがいや手洗いを行ったり、栄養に気を遣った食事をしたり、十分な睡眠をとったりすることで、病気になる確率を減らすことはできるでしょう。

SEOもそれに近い考えを持っていただいて構いません。自分たちでできるところから、コツコツと行なっていきましょう。積み重ねて行なっていくことにより、自社のSEOは改善し、また自然とSEOの知識は身についているはずです。

本記事ではそんなSEOの入り口の紹介を兼ねて、1ページ、1分以内で誰でもできる自社サイト簡単SEOチェック方法をご紹介させていただきます。本記事はすでに自社サイトがある方を対象とさせていただきます。

今回、本記事でチェックするタグは2つ。titleタグと、meta descriptionタグです。すでにこのタグの重要さをご存知の方が多いかもしれませんが、後ほど紹介させていただく正しい記述方法と注意事項を改めて、現在のページと照らしあわせてください。この2つのタグは簡単に見直すことができ、正しく修正を行えば結果が出やすいタグです。

それではSEOチェック方法を具体的に見ていきましょう。

(1) HTMLソースを開く

ブラウザを開き、自社サイトのページを開きます。HTMLソースを見ます。多くのブラウザでは、ツールバーの[表示]メニューからソースを見ることができます。

参考までに下記に素早くHTMLソースを見るためのChrome・Firefox・Safariのキーボードショートカットを紹介させていただきます(IEはショートカットがないようです)。

Windows

Chrome・Firefox : Ctrl + U

Safari : Ctrl + Alt + U

Mac

Chrome・Safari: Command + Option + U

Firefox:Command + U

(2) titleタグを見る

ソースを見たら次に<head></head>内にある<title>◯◯◯</title>を探しましょう。

titleタグはページタイトルを検索エンジンとサイトの訪問者に伝えるためのタグです。
serp_title

titleタグは検索エンジンの検索結果(SERPとも呼びます)のタイトル部分に表示されます。検索エンジンに信頼されていない場合、検索結果画面に反映されない場合があります。

 

サイトの訪問者に対しては、ブラウザのツールバー部分や、ブックマーク(お気に入り)に表示されます。

ではtitleタグはどのように記述をすれば良いでしょうか。すでに記述されているtitleタグが検索エンジンにとって、相応しい内容かどうかをどう判断すればいいでしょうか。

ここでは、Googleによる公式SEOガイドブック「Google検索エンジン最適化スターターガイド」の情報を参考に解説をさせていただきます。

「Google検索エンジン最適化スターターガイド」の発表は2009年6月5日(2010年9月27日に更新)とやや古い印象がありますが、今回紹介するようなSEOの基本タグについて、Googleの方針に変わりはないと考えられます。「Google検索エンジン最適化スターターガイド」はGoogleが発表し、ウェブマスター向けに推奨しているSEO情報ですので、最も信頼できる情報元といえます。(インターネット上にあるSEO情報は一部信頼できない情報、信ぴょう性の低い情報もありますので、ご注意ください)

「Google検索エンジン最適化スターターガイド」に記述されているtitleタグの解説をまとめますと、titleタグは以下のようなポリシーで記述をすることが望ましいと考えられます。

titleタグに記述すること

◯ ページの内容を適切に記述する

・サイトや会社の名前を載せる。

・地域名を入れる(地域限定の商材の場合)。

・主要なブランド名・取扱商品など重要な情報を含める。

◯ 検索結果上に表示されたときにわかりやすく、ユーザーが興味を惹くタイトルにする。

titleタグで注意すること

◯ ページの内容に無関係なタイトルは付けない。

・「無題」「ページ1」のような初期設定のタイトルやあいまいなタイトルにしない。

・titleタグに不要なキーワードを詰め込まない。

◯ 短すぎず、長すぎないtitleにする。

◯ 各ページ、ユニークなtitleタグをつける。

もう一度、自社サイトのページのtitleタグを見つめなおしてください。ページの内容を適切に記述しているtitleタグになっていますか? ページの内容に無関係なtitleタグになっていませんか? titleタグはSEOで最重要タグです。厳しい視点で見つめ直しましょう。

「titleタグは何文字が良いの?」という質問はSEOを専門にしていると、良く聞かれます。様々な主張があり、例えば、最近の記事でいいますと“32文字以内、それが厳しい場合は50文字以内”という主張があったりします。私は短すぎず、長すぎなければ、私は何文字で悩むかということよりは、全ページが最適なtitleタグが設定されているか、というほうに時間を使うべきだと思います。

「各ページ、ユニークなtitleタグをつける」というのが、巷であるSEO情報のtitleタグの記述方法で、あまり触れられていないポイントです。 あなたのサイトは何ページありますか? 例えば、100ページあるとします。その100ページの全ページ、別のtitleタグが指定されていますか? 今、自信を持って「はい」と言える人は少ないのではないでしょうか。必ず見直してください。

Googleは各ページがユニーク(固有)であるか、というのを重要視します。Googleはサイト内の各ページがユニークであるべき、という思想を持っています。titleタグはページを示している内容ですので、titleタグもまた、全ページユニークであるべきといえます。同じtitleタグになってしまうページがあるのであれば、それは1ページにまとめてしまったほうがいい、ということがいえます。

動的に展開されるECサイトなど検索結果ページは同一のtitleタグが多くつきがちです。その場合はtitleタグに絞り込み検索のキーワードを入れて、同一のtitleタグになることを防ぎましょう。また、検索結果が多く、複数ページにまたがってしまう場合は、「1ページ」「1P」などをつけましょう。そういうことを行なっていくことによって、titleタグを全ページユニークにすることが可能です。(他にcanonicalタグを使う方法などもありますが、ここでは説明いたしません)

お米を販売している架空のECサイトを例として、titleタグの記述方法を紹介いたします。

(悪い例) お米の検索結果 – お米ならコメコメクラプ!

(良い例) ゆめぴりかのお米 5kg – 送料無料の検索結果(1ページ) – お米ならコメコメクラプ!

ユーザーにとって有益な情報が並ぶtitleタグであれば、キーワードが長くなっても問題ないと考えています。(それよりはユニークではないことのほうが問題です)

titleタグはページの内容を適切に記述し、各ページ、ユニークなtitleタグをつけることを心がけてください。

(3)meta descriptionタグを見る

meta descriptionタグはページ自体の説明を検索エンジンに伝えるためのタグです。

<head></head>内にあります。

meta descriptionタグで記述された内容は検索エンジンの検索結果(SERP)の説明文箇所に表示したり、表示しなかったりします。私見ではありますが、Googleに信頼されているサイトはmeta descriptionがそのまま表示され、信頼が薄いサイトはそのまま表示されていない場合が多いと考えています。また、検索するキーワードによっても表示するかしないかが異なります。meta descriptionを参照しない場合は、Googleがキーワードと関連のあるページの説明文と思われるところを勝手に参照し、表示します。(meta descriptionに何を記述しようか迷っている場合は、その表示している説明を参考にmeta descriptionを記述するという方法もあります)
serp_meta_description

 

同じく、「Google検索エンジン最適化スターターガイド」を元に説明させていただきます。

meta descriptionタグに記述すること

◯ ページ自体の説明文を記述する。

◯ 検索結果上に表示されたときにわかりやすく、ユーザーが興味を惹く文章にする。

meta descriptionタグで注意すること

◯ ページの内容に関係のないmeta descriptionタグは書かない。

・「これはウェブページです」「花についてのページ」などの一般的な文章にしない。

・キーワードだけで埋めつくさない。

・各ページ、ユニークなmeta descriptionタグをつける。

一時期、「meta descriptionタグは検索結果ページで使われないのだから、設定する必要がないのではないか」という議論がありました。しかし、meta descriptionを設定しない実験を行った結果、順位が下落した結果もあります。Googleが記述するべきという推奨をしているので、必ず設定するべきです。

よく誤解されている方がいるのですが、meta descriptionはページの説明文です。サイトの説明文ではありません。トップページに設定しているmeta descriptionをそのまま下層ページもコピーしているサイトが多いですが、これは間違いです。ページ自体の説明文を記述するべきです。meta descriptionもまた、ページ毎に記述し、全ページ、ユニークである必要があります。

動的サイトのときもtitleタグ時に説明した絞り込みキーワードをmeta descriptionに入れることによって、全ページユニークにできるはずです。

meta descriptionタグはページの説明文を適切に記述し、各ページ、ユニークなmeta descriptionタグをつけることを心がけてください。

ウェブマスターツールを参照する

title、meta descriptionタグともに、「ユニークであるべき」というのをしつこく書かせていただきました。本当に重要ですので、しつこく書かせていただきました。しかし、サイト内のどのページがユニークではない状態かを一気に知ることはなかなか難しいです。1ページ、1ページ見ていくのも時間がかかります。そのときに参考にしたいのがGoogleがウェブマスター(Web管理者)向けに提供しているウェブマスターツールです。このツールは必ず登録しましょう。SEOにとって、とても大事な情報が詰まっています。

ウェブマスターツールから自サイトの項目に入り、左サイドバーのメニューから、「最適化 -> HTMLの改善」を選択します。

google_webmaster

 

上記図は私のブログですが、titleタグの重複が4ページあることがわかります。ウェブマスターツール上からリンクを辿ることにより、どのページかを特定可能です。各ページ毎、こつこつと修正していきましょう。

本記事ではSEOにとって、最重要ともいえるtitleタグ、meta descriptionタグを詳細に説明させていただきました。次回は別のタグの説明をさせていただこうと思います。

photo credit: dullhunk via photopin cc


SEO